菜園活動
「食べる」ということは、人間にとって一番基本的な行動です。飽食の時代と言われ手軽に食品が買え、「食べる」ことと「育てる」ことが子どもたちにとって結びつきにくい現在。菜園活動でさまざまな野菜や果物を育てることは日常の生活では体験できないことです。
野菜作りなどで子どもたちは、自然の中で心を解放し、そこに集まる虫をつかまえたり、観察しながら全身で楽しみます。その中で、私たちが食べているものが、土、豊かな水、きれいな空気そして太陽のもとで長い時間や手間をかけて育ち、自然の恩恵を受けて健康な体に育っていくことを原体験することにより、健康な心と体及び豊かな人間性を育んでいきます。
絵本の読み聞かせ
就学前までに言葉を「聞く力」を身につけることは、その後の学校教育課程において大切なことであります。
子どもたちは、絵本をとおして言葉を獲得し、さまざまなイメージを広げることで感受性を磨いていきます。また、繰り返し読み聞かせを行っていくなかで、子どもたちは絵本に込められた作者の思いを汲み取っていきます。その過程とおして、思いやりなどの「心」を育んで行きます。それと同時に「聞力」は「話す力」をつちかい、自己表現力を形成していきます。
運動遊び
体を使って楽しみながら、基礎体力の向上やコミュニケーションを育むことを目的としています。
幼少期は、自ら身体をうごかし、様々な体験をすることにより、成功体験を積み、自信や自己肯定感を育んでいきます。当園では、近年の都市化、少子化の影響で体を動かすことが少ない子たちに積極的に運動遊びを取り入れたいと考えています。また、身体を動かすことが好きになるきっかけを培っていきたいです。
積木遊び
キャラクターものなどの複雑なおもちゃは遊びが固定化されてしまいますが、単純な形の木の積木は、子どもたち一人ひとりがイメージを膨らませることにより無限に遊びが広がります。
積木遊びをとおしてイメージしたことを形にする力を養い、それと同時に皆んなで協力して一つの作品を作る過程は協調性、社会性を養います。